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マツダ・デミオ 13S(5速マニュアル仕様車)
Posted: 2014年10月 4日 17:08 インプレッション

DJ_demio_003.jpg

近くに偶然試乗車が1台だけありましてね。ええ。

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見た感じは先日見たまんまではあるのですけれども、なかなかビックリな出来ですよ、コレ。

こう、足回りとドライブトレーンを個々で見ると「とっても最近のマツダ車」なんですけれども、これが渾然一体となると、素晴らしく濃縮された乗り味の良さに繋がっているというか、正直アクセラよりいいんじゃね。

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エンジン自体は先代からのキャリーオーバー・P3-VPS型。

しかしSKYACTIV-G特有の超高圧縮比設計、特に先代の圧縮比14や或いはアクセラ・アテンザとかの13とかいうのは、やはり日本のレギュラーガスで回すには無理があるのか、高負荷領域ではかなりノッキングに配慮したチューニングになっていたらしく、新型のデミオではエンジン自体は同じもののそれらへの対策・最適化も兼ねてか圧縮比が12に引き下げられている。

とはいえパワー的に見ると1割ほど最高出力は引き上げられている。

IMG_1454.JPGさて。

小排気量のMTということもあって、気難しいところもあるのかと言われると、全くそうではなく、下からトルクがしっかりとあり、しかもリニアリティ・フレキシビリティに極めて優れた反応を見せてくれるので、これMTで乗るのがすごく楽しい車なんですね。

クラッチワークの易しさなんかはディーゼル並みだし、シフトフィーリングもフリクション感は全くなく、かつ節度感・剛性感にも優れていて非常に良い。

とにかく、街中で適度に操ってる感があるギア比のチョイスが絶妙で、やはり街中で十二分な機動性を見せる小気味の良いエンジンとも合わせてとにかく「走っている」という満足度が高い。

「軽快」という言葉がこの車ほど似合う走りをする車はそうはない。

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足回りはアクセラをさらに熟成したような、車格からすれば重厚とも言えるもの。

この辺りはこの世代の車に共通したところで、低速域でのストローク感はやや少なめで、ある程度は路面状況に合わせて車体が上下する感じはある、けれども入力自体はしっかり受け止めてくれるし、さらにダンパーの伸び側の減衰もしっかり効いた感じになったので、結果的にフラット感が増して非常にしっかりした印象となっている。

これがもう少し距離を乗ったりとか、或いは高速とかに乗れたならもっと良くなりそうなそんな印象で、もしかしたら最近のマツダの中で高速・長距離走行が一番得意な車ってこれだったりして。

ただハンドリングの面で言うと、相変わらずパワステは異様に軽い。これもたぶん現世代の車の中では一番軽い。
そしてセルフアライニングトルクにやや乏しい、妙に抵抗感無くクルクル回るタイプである。

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で、そういう要素が混ざり合うと、これがなんとも言えないドライビングプレジャーになると。

個々の要素で優れている車は他にもたくさんあるけれども、トータルバランスでここまで絶妙に各種の要素が絡み合った車というと、これがなかなか無い。

こう、コンパクトカーという軽快感・身の丈感を存分に感じるのに、それよりも上のクラスの質感も兼ね備えている不思議な感覚。

乗ってて自然と笑みが溢れる、大変よい車です。

MTに乗れるのなら、この車は買って全く損はない、いやぜひ乗るべき。
正直、純粋に車の出来だけで評価するなら、ディーゼルと迷うレベルじゃのー。

IMG_1461.JPG

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