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クリーンディーゼル
Posted: 2012年11月 8日 19:00 自動車コラム

最近、輸入車勢(っつーかドイツ勢だけな気もするけれども)が積極的にクリーンディーゼルを展開し始めたけれども、結局のところだけど、それってクリーンディーゼル化するにあたってのエクストラコストを乗せても大丈夫な車かどうかっていうのが非常に大きな争点になるよね。

例えば、国産車でも貨物系の車ならエクストラコストをペイにするくらい距離を走るから問題ない。
外車なら今のところクリーンディーゼルが設定される車は元値が500万とか600万辺りが最低ラインの車だから、今更それに数十万くらいエクストラコストが乗ったってそれで迷う人は少ない。

だけれども、国産乗用車でそれくらいウン十万単位のエクストラコストが乗せられても売れる車って、案外少ないと思わないかい?

自分みたいに「ディーゼルが欲しい」、或いはその優越性を信じてるような人だとちょっとその辺りの感覚が鈍っているだろうけど、今のところクリーンディーゼルの設定がある車はパジェロがダントツで高額な以外は、大体本来のボリュームゾーンが200~300万台の車だからね。

そんな車でウン十万も値上がりしたら、1つ上の車格の車すら買える。

あとは、車は良くても法規の問題。

そう、十数年前のディーゼルキャンペーンがあった時には、これ幸いとばかりにそれに続けて都市部では事実上の強制廃車にまで踏み込むような後付の条例や法改正があったことを忘れてはならない。

これの根拠は所謂NOx法で、この法律自体は20年くらい前から存在するものであるけれども、2002年に法規が大幅に強化されて、それまでは主に貨物車が対象だったものが乗用車にまで対象が拡充されたのだ。

実際のところ、潜在的にディーゼルユーザーとなる可能性のあるユーザーであっても、この辺りの問題の記憶も新しくて二の足を踏んでいる人も多いんじゃないかな。或いはメーカーも。

今でこそクリーンディーゼルにえびす顔で補助金を出してくれてはいるけれども、これには6年という長期の保有義務がある。
けれども、これは最悪の場合だけれども、期間が非常に長いだけにその間に世相が一変すれば、保有義務期間が過ぎないうちから「お前の車もう乗っちゃダメよ」って言われる可能性もあるわけで。

勿論、NOx法にまつわる点については、コレが最初に施行される時から財産権の侵害(憲法違反)の可能性についても根強く議論されている点であるけれども、日本という国は歴史的にディーゼルアレルギーの特に強い国であるので、また歴史は繰り返されるかもしれない。

今が良くてもこの先「クリーンディーゼル」がどうなるかっていうのは、全く分からないんだよね。

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