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クラウン
Posted: 2020年11月12日 11:09 自動車
そうか後期型からジャパンカラーセレクションが無くなったのはその布石だったのか。
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つまりホイール・オブ・フォーチュン的な意味でのモデルライフが遂に尽きたのだ。
本当の意味での「典型的なクラウンユーザー」と目されるユーザー層はすでに大半が墓の下、現役世代の「本来ならクラウンを買っているであろうユーザー」はRVブームの洗礼を受けているのでセダンへの拘りが無いと来ている。
つまりどうあがいても客が居なくなってしまったのだ。
現状、正当な意味での客が居らず「セダン」というカテゴリーそのものがスポーツカーと同じ「オタクの乗り物」になりつつある以上、マスを求めるということが不可能になりつつあるし、マーケティングを取っても最早そのとおりに作っても売れる保証自体が無い世界になっている。
ならば、花を持たせられるうちに引退の花道を用意してあげるのが筋というものである。
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とはいえ、一時はクラウン以上の老人車のイメージも強かったカローラが今日も元気にセダンも売りさばいているように、クラウンもカローラに倣って海外でも販売していたらもう少し命脈を保てただろうが、クラウンは歴代ほぼ国内専用車である。
(近年では中国、それ以前では中東辺りで売っていたこともあるが)
現行型もニュルブルクリンクとか威勢のいいことを言っている割には、内弁慶であることに変わりはない。
クラウンが頑として国外に出ようとしないのは、やはり初代の頃に早々にアメリカ市場に打って出たはいいが、当時の日本車の技術水準では「高速のランプの坂も登れない」「そもそも走らせること自体危険な車」等、ボロクソに言われて敗走したのがトラウマなのだろうか。
まあ、今更打って出てもレクサスと競合するっていうのもあるだろうが。
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とはいえとはいえ、現行クラウンはモジュールプラットフォームであるTNGAを採用しているので、そういう意味では量産によるコストダウンや開発コストの確保といった効果はクラウン1台のみのものではなく、トヨタ全体で共有しているはずなのだ。
そもそも、TNGAのFR系シャーシの展開には不可解な面が多く、せっかく作ったのにお誂え向きのマークXやレクサスGSといったモデルは何故かTNGAができたのを機に生産中止、レクサスISは従来型の継続生産なので現状非採用と、まるでコンセプトに逆行した戦略で突き進んでいる。
これではいくらモジュールとはいえどもFR系シャーシは作る意味がまるで無く、その上でクラウンまで無くなってしまうとなると、いよいよトヨタのFR系乗用車は現行世代が最後で次世代は無い、つまりレクサスLSの新型がFFベースだとか、何なら完全なEVやFCV専用車として出てきてもまるで不思議ではない。
つまり、この生産中止のシグナルというのは実際に実行されるなら、クラウン1台の話で済む話ではなくなってくる。
現行型、質感が足りないのを除けばかっこいいし走りもクラウンらしさは従来型以上にあっていいと思うんだけどねえ。
まあディテールは一世代前の流行りを上手にブレンドしましたって感じだけどね・・・。
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