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【試乗】トヨタ・ジャパンタクシー 匠
Posted: 2018年5月10日 23:23 インプレッション

究極的に言えばドライバーとしての感想よりも利用者としての感想のほうがこの車は重要だと思うのじゃ。

というわけでいつもどおり終電を逃したワシがガッツリ1時間、乗り倒してやろう!

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実際まとまった時間を乗車してみると、ミニバンの良くできたサードシートに座っているような感じ。

アルファードとかのサードシートをよりしっかりさせた感じ、と言えばいいのかな。

クッション性は以前も言った通り肉厚感があって良い。

ただ、全体的にサポート感が低く平板な椅子に座っている感じ。バックレストもかなり低く感じる。
恐らくは着座姿勢の低いセダンから、アップライトに座らせるミニバン型の姿勢になったのもこの辺りの違和感を感じるのに一役買っている気もするけど。

少なくともドライバーがどういう運転をするか分からなくて、次に車がどう動くか(つまるところどう身体を踏ん張るか)というのが分からないタクシーでは、このサポート感の無いシートは車が何かのアクションを起こすたびに身体がゆすられる感じを増幅していて、むしろ快適性が低い部類に入る。

恐らく市街地だけで完結して1000円2000円とかいうような距離感での利用を重点的に想定していて、深夜の長距離客とかはあんまり考えていないのでは。

空間設計はコンフォートより文句なく良くできているのと比べると、何故か椅子の悪さが気になる感じ。

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メガウェブでゆっくり転がしているだけだとソフト一辺倒に感じるけど、実際街中を走り出してみると一転、異様なまでフラット感があって重厚な乗り心地。
この前乗った200マジェスタのタクシーより揺れない・突き上げられない。

さほど車重のある車ではないので、高級車ほど路面からの影響を受けないわけではなく、絶対的なサスストロークとかは流石に原設計の古いコンフォートよりは無さそうなので、そういう意味では現代的な車の動きもするんだけれども、この辺りはタクシーとしてはかなり理想的なセッティングでは。

タクシーの神風運転でも基本的に挙動は驚くほど安定しているので、この辺りはトヨタかなり奢ったな。

ショボい部品を使ってるって叩いてる人多いけど、こっちはむしろかなり手間を掛けてる。

ただそれだけにシートの出来とのアンバランスさが惜しい。

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こうやって見てみると、やっぱり300万円を超える高価格もあって、絶対的にはコンフォートを全数コレで置き換えるって発想自体がトヨタにも無さそうで、自分もこのクルマの概要を見た時から専用車とはいえ、かなりその方向性に路線変更を加えてると思ったけど、思った以上にタクシーに使われる車種ごとの役割を明確化している気がする。

もしかして本当に長距離を恒常的に乗る上客はもっといい車を(自発的に)導入している個タクなりを使っていただく感じで、近距離主体の法人タクシーの意見をより本格的に取り入れた・・・つまりある意味では誰が乗ってもいいように、かつ大量導入が前提の作りをしているというか。

そういう意味では現代のタクシー事情に最大公約数的に応えているという恐ろしい作りをしてるんだけど、本質的には恐らくはジャパンタクシーってかなりジャンボタクシー寄りの性格をしていて、バリアフリーとかその辺りの面で言えば確かに従来よりもマルチパーパスに出来ているんだけど、逆に純粋にAからB地点まで旅客を運ぶという意味ではコンフォートほど万能には出来ていないね。

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