Driver's High


Home > 自動車 > 日産、欧州でディーゼル撤退へ

日産、欧州でディーゼル撤退へ
Posted: 2018年5月 7日 19:51 自動車

dCi160.jpg

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180507-00000053-jnn-bus_all

ただ、ニッサンの場合は元々ディーゼルには積極的でもなかったから、最早お荷物になってるディーゼルを切る感じの戦略を語ってみたらこう拡大解釈されちゃった感じ?

何故ならば、ニッサンが自社で開発した乗用車向けのエンジンは98年に登場したYD型(日産ディーゼル系のものを含めても99年のZD型)が最後であり、これ以降はYD・ZD型を流用し続けているか、ルノー製なんですよね。

YD型自体は低温・低圧縮燃焼のコンセプトを90年代の時点で取り入れた先進的なエンジンでしたが、ここからニッサンは実質的に20年新規のディーゼルエンジンを開発していないわけで、新たにディーゼルエンジンを作ろうにももう開発する余裕自体も残ってないんじゃないかなって思ったりもするんですね。

主要なサプライヤーですら系列から切り離してコストカットを徹底しているニッサンですから、この辺りの開発力の低下ってかなり深刻なはずなんですよ。

だからこれがルノーニッサンアライアンスの総意として「ディーゼルやめます」ならニュースバリューは凄まじかったですけど、あくまでニッサン単体での意向でたぶんルノーはやめる気はサラサラ無いでしょうし、昨日今日まで積極的にディーゼルを展開してきたメーカーが突然「やめます」っていうのとはわけが違うんですよね。
しかも法規制が厳しくなり続けているヨーロッパ市場だけ。

実際、法規制的には近年は欧州でもディーゼル不利(というか、ユーロ6以降の規制が元々ディーゼルには不利で、それと同等の規制を先行して施行していた日本が厳しく見られていただけ)なので、e-POWERなどのEV戦略を柱にしたいニッサンには、ディーゼル排斥の流れが全世界的に起きている今の状況って願ってもない展開なのですよね。

でも結局、撤退に繋がったのはオイルショック以降の乗用ディーゼル市場の拡大に、ニッサンが尽くついていけなかったのが原因ではないかと。

乗用向けの高速ディーゼルという意味では、直6ディーゼルのRD型など度々高性能で話題になったユニットは出しましたが、あくまでそれ単発で、そこから先の期待には応えられてない事の方が遥かに多いですからねえ。

特にディーゼル市場が急拡大したRVブームの頃にその当時でもアンダーパワー・黒煙製造機として悪名高かったTD型で乗り切らざるを得ず、とりあえずTD型の欠点を取り繕ったQD型が出せた時分にはすでにRV需要が傾きかけ、恐らくRVブームとその後の排ガス規制を受けて慌てて開発したのであろうYD・ZD型は性能は素晴らしかったけど、すでにそこに市場は無かった、と。

最も日本ではYD型は短期間で終売になりましたけど、代わりに世界市場向けとしてはこの通り続々とディーゼルに対する要求レベルが高まる中で20年も使い続けられたわけですから、結果オーライなのかもしれないけど。

でも結局その後に繋げることが出来なかったという点では、間の悪さは半端ないんですよね。ニッサンのディーゼル戦略。

まあ今後もディーゼルが欲しければルノーに頼れば問題無いでしょうし、ニッサンは電気自動車関連に邁進するつもりなんでしょうね。

にほんブログ村 車ブログへ   

Comments:0

Comment Form











           

Recent Entries

Categories

Archives

Tag Cloud

Blog Ranking