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やさしいくうかん
Posted: 2015年11月 5日 12:03 自動車

CO2って金を払えば何故か排出量が減るやさしいせかいに見えますが?・ワ・

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フォルクスワーゲングループ、CO2でも不正ねえ。

ただ、これはNOxとかと違ってなかなか微妙なところで、CO2というのは触媒や後処理装置というものが基本的に無く、出たものがそのまま排出されてしまう=排出量は実質的に燃費に比例するので、ここを偽装しているとなるとヒュンダイみたいに燃費(か排出量そのもの)の数値を偽装しているか、やはりディーゼル同様試験モード用のプログラムが走っているかのどちらかとなる。

だが、先にも述べたようにCO2というのは単純に燃費に比例する傾向があるので、ディーゼルの有害物質削減対策とは異なり、不正の構図は単純であるが故に推測も難しい。

件のディーゼル車の不正は、ディーゼルの排気後処理装置の構造や有害物質発生のメカニズム的に、現行の規制をクリアしようとするとどうしても燃費とドライバビリティが犠牲になる傾向があるので、日本並みにディーゼルアレルギーの強いアメリカ市場でディーゼルを展開するにあたって、VWはそれを嫌ったせいとも言われている。

が、CO2の場合、まずディーゼルであるとつまり先日の不正ROMの使用に付随するもの、と考えるとこれは辻褄が合わなくなる。
つまりNOxマシマシにして走る状態というのは、燃費(=CO2)には基本的にプラスであるからだ。

ガソリン車の場合はカタログ(お上への申請値)の数字を良くするためにECUに試験モードが存在するというのは、VWに限らず根強く噂されている部分では有り、実際もし不正があるとするのならばガソリンが本命となるはずなのだが、当のVWは何故か「今回の件はディーゼル車が中心である」と言ってしまっている。

つまり、ガソリン・ディーゼルどちらから見ても辻褄の合わない話であり、情況証拠を集めようとしても大凡のところ実用燃費がカタログ値と著しく乖離しているという話は聞かないので、これはどういうソースなのか精査する必要がある。

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しかしながら、もし実際には過大なCO2排出があり、それが単なる数字遊びや不正ROMではないとした場合、そのカラクリはTSI、つまりダウンサイジングエンジンに求めることができよう。

VWグループではTSIエンジンによるダウンサイジング化を強力に推し進めているが、つまりTSIエンジンとて過給エンジンには変わりないので、基本的に高負荷領域の燃焼制御はNAと比べて厳しい。

つまりフォルクスワーゲンとはドイツなので、アウトバーンをぶっ飛ばした時なんかが昔の日本車のターボみたいに燃料冷却マシマシ→当然燃費が悪化する→つまりCO2も増える、或いはパワー感の演出で過剰にパワー空燃比を使って燃費悪化からのCO2増加というサイクルは一応成立する。

ついでに高負荷帯なので基本的にはほぼカタログ値には出ない。

しかもこのパターンだと当然理論空燃比も大幅に外れる領域を使うことになるので、ガソリン車でも三元触媒が効かなくなるのでNOx・HC・CO、あとあの辺りは直噴なのでPMも激しく増加するという負のスパイラルがですね。

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ただこのパターンだとそもそも普通の車、NAでもパワー空燃比となると理論空燃比よりは当然濃いので、大なり小なり↑のような状況に陥るわけだが・・・。

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