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【試乗】メルセデスベンツ・C220dアバンギャルド
Posted: 2015年11月 8日 23:28 インプレッション

ベンツっていいよね!!!

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車好きの車歴の称号というか、箔としては、日本ではスカイラインGT-Rというのは一つの勲章であると言われる。

もしその他に万人が認めるそういう「箔」になるような車を挙げるとすれば、やっぱりベンツ?

とはいえ、Cクラスくらいになると、バブルの時代には六本木カローラ(と言われたのは3尻か)とか小ベンツとか言われたように、見栄張りのための車的なイメージもあるけれども。

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ま、そんなワケで車のほう。

近年のCクラスは、明確にベンチマークというかライバルとしてBMWの3シリーズを目標に掲げている。

現行型に至っては、カタログの至るところに「アジリティ(俊敏性)」という言葉が踊るくらいにスポーチーさというのを意識していて、どれだけ3シリーズを目の敵にしているんだっていうレベルである。

結局のところは、ベンツ=おっさんっていうイメージを相当に意識しているんだろうけれども、その割にはSクラスのイメージを丸ごと取り入れたデザインエッセンスであるとか、見てくれはあんまり若々しいというか、スポーティな感じはしない。

今のデザインはSクラスの車格だとちょっとやり過ぎだって思うけれども、それをCクラスに下ろしてしまうと、フツーというか逆に年増な感じである。

ただ、着座なんかは割りと低く作られていて、その辺りは「スポーティ」の表現なんだろうなって思う。

でも、ドラポジをひと度決めてしまえば、初めて乗ったはずなのにずっと馴染んだ車のように振る舞えるドラポジ設計なんかは、やっぱりこれがベンツのクルマ作りの哲学なんだろうか。

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勿論、敢えてベンツを見に行った理由はディーゼルである。
(本当はSクラスのマジックボディコントロールの方が興味あるけどね)

ただ、圧倒的にハイパワー志向のボルボや、トランスミッションを上手く使っている感じのBMWと比べると、パワー感・レスポンスともに眠いというか大人しい。

勿論、パワー自体も2.2リッターで170馬力と、他の欧州勢と比べると若干アンダーパワーではあるのだが、そういうところの問題でもなさそうである。

昔のベンツはアクセルが岩のように重かったとか言うけれども、この車ではそういうのも感じないので、電スロを相当スローな方向に振って、かつてのドライブフィールを再現しているのだろうか。

9速もあるトランスミッションも、ビジーシフトだったり変に引っ張ったりするわけではないけれども、あまり上手く使ってる感じがしない。

その割には妙にゲインの高いブレーキはちょっと違和感がある感じ。
この辺りはフォルクスワーゲンでもそんな感じだったので、今のドイツの流行りは昔の日本みたいにちょっと踏んだところの効きで評価される感じなんだろうか、それとも単に効きが良すぎるだけなのか。

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シャーシ。

現行CクラスにはDセグメントとしては珍しくエアサスの設定があるのだが、まあオプションみたいだし、乗った感じもエアサスが付いてるような感じではなかったので、付いてないのだろう(爆

やっぱりスポーティなのかと言われると、軽いハンドルに眠いアクセル、妙に効くブレーキとおっさん臭い要素がまず操作性の部分に詰まっているわけだし、なんかすごく良く出来たクラウンアスリートって感じがするのである。

そもそも、標準グレードが事実上アバンギャルドやAMG系のグレードに集約されてしまっているところから若々しさの意味を取り違えている気もするが、重厚感・剛性感が無くて薄いタイヤの当たりの強さをゴムで逃しているっていう感じなのね。

そしてハンドリングなんかも、スポーティ志向の高級車に有りがちな、とりあえず足を固めて作り出した、重量感の無い小手先の軽さって感じがするのね。

この乗り味を軽快感と考えるか単に薄っぺらいだけと見るかは人次第だろうけれども、この味付けがいわゆる今回全面に押し出している「アジリティ」の答えであるとするのならば、自分は浅いクルマづくりだなぁと思う。

それでもそういう「如何にもスポーティなパッケージング」を持って下手なハーシュネスは一切伝えない高いフラット感・路面状況に関わらず容易に進路を乱されないスタビリティがしっかり備わっているのは日本車ではなかなかお目にかかれない乗り味ではあるけれども、こう、BMWを意識するのはいいけれども、自分たちが相手を見て乗ってその良さを取り入れたってよりは、相手に対する思い込み的なところに軸足がある感じ?
車の開発でベンチマークとなる車を実際に見ないっていうのはあり得ないんだけど・・・。

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そういう部分を見ないことにすれば、ところどころに残っているスローリーなところや、自然に車と向き合えるパッケージングなんかは、往年のベンツからの「車とはこうあるべきである」というような、実用車としての設計哲学も残っている部分であるとも思うので、C220dのワゴンを実用の足に使ってみたいなぁって思ったりもする。

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でもまあ、そういう上っ面な部分で理屈をこね回すことはいくらでもできるけど、やっぱりベンツっていいよねえっていう、こう、何故か抗えない魅力が潜んでいることは否定出来ないわけで(w
似たような乗り味の車が良ければそれこそクラウンやフーガもいい線なのである。

この感覚は実際初めてである。

BMWでもそんなことはなかった。

この辺りはもう他の車じゃ絶対マネできない部分であって、これがブランドの真髄なのだと思いまちた まる

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