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ナビゲーションの未来
Posted: 2015年3月 4日 22:43 自動車コラム

http://autoprove.net/2015/03/56649.html

ずーっと昔から言っているが、本来日系メーカーのプローブ情報システムについては、本来期待していた機能というのがこういうものだったりする。

そもそも、スマートループから数えても早10年近くは国産ナビベンダーはこのテのシステムを構築しているにも関わらず、今それらのシステムが出来てることは単にVICSの機能をリアルタイムに近い程度に拡張しているのみであり、自分がこのテのシステムに対して夢描いていた、渋滞情報に留まらない工事・事故・その他イレギュラーな道路状況なんかの瞬時の情報共有は、日本のナビでは何処もやってない。

というか常時通信などの環境が整わなかった過去ならいざ知らず、デバイスの性能や通信環境の向上など、このテの技術革新を行うには十分過ぎるくらいの時間が経ったにも関わらず、このテのシステムが初めて登場した時から状況が全くと言っていいほど変わっていない。

やってるのはこういう海外ベンダー系ばかりで、日本でもスマホのWazeというナビアプリがこのテのV2Vを活用したリアルタイムの詳細な情報共有システムを作り上げている。
(最も、Wazeはベースとなる地図情報もユーザーが作らなきゃいけない上、肝心のユーザーが少なすぎて日本では全く実用的でないのは玉に瑕だが、コンセプトは見事である)

何故出来ないのか、と言われれば、結局VICS絡みの利権争いであるとか、そういう情報をアップロードするためにドライバーなんかが動的に対応せよっていうのが安全上問題になるからなんだろうけど、それなら画面にショートカットボタンを表示するとか、或いは何らかの自動化をして勝手に情報を送受信するとか、そういうのができないのかっていう。
(この辺りはWazeなんかもまだメニューを辿らないといけないので、完璧ではない)

それができれば、ナビゲーションシステムはまだまだ進化すると思うのに。

でもまあその前にトヨタの独走方針も改めて(ニッサン・ホンダ・パイオニア、他リアルタイムプローブシステムを使っているところは、トヨタ以外はほぼ共通化されている)、情報をどう活かすかは各社の裁量にしても、このテのプローブ情報は最低限このテのシステムを構築している全メーカーで共有するところから始めないとダメだとも思うけど。

***
そもそも、VICS自体の認知度が低い理由は、アーリーアダプター辺りまでのユーザーが興味を持てない程度に進化が止まってるからじゃね?って思う。

思えば、20年前にVICSという機能が公に供用を開始された時にはささやかながらもセレモニーがあったり、或いはカーナビ黎明期ということもあってドライブ環境の質的な向上を夢見たものだけれども、ナビの本質ってぶっちゃけその頃から殆ど変わってないと思うんだ。

恐らく、その頃にはそういうカーナビの未来を夢見て当時ウン十万もしたナビを敢えて買った人は多かったんじゃないか、と思う。

先進的なユーザーは情報拡散力にも優れているものなので、VICSが本気でこのテの技術革新に真剣であるのならば、絶え間なくそういうユーザーが利便性を発信するだろうし、それに乗じてユーザー数も増加するだろうからだ。

それが結果的に見て無かったということは、結局一連の道路情報網システムというのは魅力のある概念ではなかったというわけで、転じれば先進的なユーザーというものは最も合理的な判断を下す層でもあるので、面白いものがなければある意味一番つまらない選択をするのも全く厭わないわけで、そういう意味ではそういう人間を動かせない市場は破滅する。

良くなってるように見えるのは、結局ナビゲーションの性能というものは兎にも角にも情報量にこそ左右されるものであるから、昔の低容量のICカード等→CD→DVD→HDD他の大容量メディアと、情報量の飛躍的な増大があったからこそ性能が向上しているように「見える」だけで、質的な部分での変化は伴っていないからこそ、こういう閉塞感が生まれているのではないかと思う。

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