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フォルクスワーゲン・ゴルフ TSIコンフォートライン
Posted: 2014年7月14日 05:09 インプレッション

いい車って一体何なんだろうにゃ。

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結局のところ、ハイラインの方はいくらなんでも贅沢過ぎるというか、ゴルフらしくないと思うので、やっぱり安い方のゴルフっていうのを見てみたいわけデスヨ。

ただ、現行型のゴルフからは、というかたぶんゴルフがちょうどその分岐点のど真ん中ってことなんだろうけれども、グレードによってプラットフォームが2種類ある。

先代までの系譜に当たる仕様はむしろ高い方(ハイライン)とかで、コンフォートラインとかの安い方はむしろ今度からはポロとかに繋がる仕様となる。

具体的にはリヤサスの仕様が違うだけ、ともいうが。

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結論から言ってしまうと、やっぱりゴルフVIIってあんまり良くありません、というか、純粋に自動車的な部分での完成度・設計哲学は先代の方が良くて、設えとかも含めた「商品性」という意味では現行型の方が良い。

1.2リッター系の方はプラットフォームの違いもあるけれども、カジュアル方向に振った仕様と聞いていたので、1.4リッター(ハイライン)みたいなくどい「色気」の無さを期待していたんだけど、こう、1.4と悪い意味で大して変わらん。

自動車として良い車が欲しいと考えると、ゴルフ7ってすごく日本車っぽくて、自動車としての部分はレベルが落ちている。日本人が考える典型的なヨーロッパ車的な感じがする。

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ドライブトレーンはたった200cc排気量が落ちただけだけれども、なんというか妙に出だしの重さを感じる。

恐らく、ターボラグでトルクがついてこない一瞬のラグなんだろうけれども、1.4では非過給でもぎりぎり車体を引っ張れたところを1.2では完全に力不足、ということか。

過給が掛かってしまえば分厚いトルクで1200回転1500回転くらいからずんずんトルクで前に出ていくけれども、この発進の一瞬のトルクの無さは気になるところ。

DSGが3速辺りまでは一気に変速してしまうので、その辺りのビジーシフト傾向も原因のひとつか。

あと、ターボの音がする・・・w

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結局、足回りの味付けが一番変わった気がするよね。

先代のゴルフとか、或いは世代的には同世代となるポロとかはストローク感を非常に前面に出したセッティングで、ゆったりとした中に芯の太さもある、これは明らかに日本車とは違うテイストだったんだけど、現行型は言うなればガチガチ。

まあダンピングをよく効かせて入力を一発でいなす辺りは欧州流とも言えるけれども、先代ではそこにストローク側のソフトさも相まってなんともいい乗り味だったのに、現行型はストローク側もリバウンドと同じくらい締まっているようなフィーリング。

これでは硬めの足回りを奢ってスポーティです、ヨーロピアンですって言ってる日本車と変わらん。

1.4は割りとスポーティ方向とは聞いていたから、そういうセッティングでもまあ仕方がないかと思ってたんだけど(それに自分が乗った個体だとセミアクティブサスの使い方も面白かったんだけど)、1.2は1.4に対してコンフォート方向に振ってると聞いたから、先代みたいなテイストを期待してたんだけど・・・。

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それでいて操作系が妙にセンシティブというか、まあ好意的に言えば走り自体は「剛性感ある乗り味」なのに、ハンドルやペダルフィールは軽々という、なんだかよく分からない方向性。
しかもブレーキがやたら初期制動が強い。

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イスとかも先代はとってもボリューム感を感じる、これが欧州車か!と感動するレベルのものだったけど、現行型はグレードごとにシートが違う、1.4リッターモデルはスポーツシートだそうで、硬めかつサポート性も高めのアテンザみたいなシート。

コンフォートラインは・・・えーと、アクセラ?(ぇ

コンフォートラインのシートはトレンドラインともまた違うコンフォートシートなる専用のシートが付いてるらしいので、トランドラインよりも高級な、そしてハイラインとも当然違う、先代のような「コンフォートな」座り心地を期待したんだけれども・・・。

だから敢えて県内に1台しかないコンフォートラインの試乗車持ってる店行ったんだけど。

確かにサポートを若干緩めて、サイズ感ある感じにしてある辺りはなかなか好感なんだけど、先代のようなクッション性がイマイチ無くて、うーん、なんか国産っぽいねと。

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ただ、個人的にはゴルフ7で設定された純正ナビ・Discover Proは現時点での究極のカーナビと言えるくらい素晴らしいシステムなので、これはフォルクスワーゲンがどうこういう以前に、欲しいんだよねえ・w・

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結局のところ、ゴルフ6みたいにモデル末期に出るであろう特別仕様車を狙って買い叩くのが一番良い買い方なのかもしれない。

トレンドラインは価格は安いが必要装備が不足気味なのにオプションの選択肢が殆ど無く、コンフォートライン以上は決して安くなく(特に必須OPを付けるとコンフォートラインでも300万を超える)、それでいてそういう特別仕様車は装備を厳選しつつもベースグレードより価格が下がっていたりするので。

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結局、この車人に勧めていいんですか?

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Comments:2

しの。 2014年7月14日 22:28

30年ほど前、父がそれまで乗り継いでいたクラウンから突如ゴルフに乗り換えました。それが私とゴルフの最初の出会いでした。
前車に比べて色気は全く無くなりましたが、パッケージングの妙とシート、そして足回りの出来の良さに驚かされました。ディーゼルなので遅かったですが走行性能は必ずしも動力性能と同義ではないのだと無知な私に教えてくれた最初の車でもあります。以来、私にとってゴルフとは色気とは無縁な「偉大なる道具」の代名詞であり続けましたが。。。時代も変わったものですね。

とみ~☆かいら 2014年7月17日 14:00

恐らく、そういう「実用車としてのゴルフ」の役割は、ポロが出た時点で終わっていたんでしょうね。

最も元々ゴルフのモデルチェンジ哲学は非常にわかりやすく、「新型の良さを手っ取り早くアピールするには大きく豪華にすること」を愚直に守り続けているフシがあるので、当初の姿・立ち位置を知る人から見れば今のゴルフは違和感の塊かも知れませんが、一方で全くブレないその姿勢と、周囲も自然とそういう変化をしているところを見ると、「自動車・実用車のあり方」としても、あながち間違いではないのかもしれません。

           

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