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スバル・レヴォーグ 1.6GT
Posted: 2014年6月22日 09:06 インプレッション

いやだからこのグレードが乗りたかったんだって。

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どうなんだろうと言われると、なかなか難しいところで、完全に素のグレードだったもので、極めてフツーの車であった。

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ドライビングポジションの設計なんかは、むしろアテンザよりも乗用車チックであるよ。

まあ、といっても本来はこれくらいが普通で、妙にドラポジが低くてしかもシートとサイドシルを跨ぐようにしないと乗り降りできないアテンザのドラポジ・空間設計が特殊なんだと思うけど。

でもMIDはメーターとダッシュボードに2つ、しかも似たような情報を表示してるのはうるさいと思った。
インプレッサとかもそういう感じだったけど、どっちか一つに統一するよろし。

あとインテリアの質感なんかも値段の割には良くない。

上級グレードだと色々装備が追加されて見た目にも華やかになるけれども、元々コーディネートも地味で、1.6GTだと自慢のアイサイトも無く、ごくフツーの装備しか揃わないので、ジミジミである。

最後に、「で、これ(試乗した仕様)ナンボすんの?」って聞いて、「(恐らく全コミで)300くらいですね」って言われて、素でたっけえって思ってしまったもの。

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新開発の1.6リッターターボエンジン、想像以上にトルク感が良く、ダウンサイジングコンセプトというものをキッチリと煮詰めきったと感じられるなかなか素敵なエンジン。

ただ、それが故にレヴォーグに積むには少々オーバースペックな感じもして、逆に1.6リッター(そして2リッターも用意する)という排気量の選択に煮え切らなさを感じる。

ホントにこれをレガシィに積むべきだった・・・。

ただ・・・。

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ただ、スロットルとトランスミッション(CVT)の協調がイマドキの車としては未完成もいいところのレベルで、ニッサン車並みである。

発進でアクセルを指一本分くらい踏み込んだだけでエンジンが3000回転くらいまで回って急加速、クルージングモードに入ると最近のCVTらしく1000回転少々まで一気に回転を落とすけど、そこから少し加速しようとまた指一本分くらい踏み込んだだけで3000回転くらいまで一気にシフトダウンして(ryと、お前は軽自動車かってくらい酷いシフトスケジュールである。

そのくせ3000回転から上はそれまでの勢いがウソのように吹けなくなるので、正直なところダウンサイズターボの悪いところを表現せよと言われるとこういう感じになる、というかいわゆるこれトヨタアクセルじゃね。

あと、どうも踏み込み速度でアクセルゲインを変化させているフシもあるらしく、同じようなペダルの踏み込み量でも、踏み込み量に対してのトルクの出方が一定かつリニアではなく、頭の中のイメージとかなりズレる。

これがSI-DRIVE(ドライブモードセレクター)のIモードでの話である。

これがSモードにしたらどうなるかって?

単にタウンスピードで巡航してる時のエンジン回転が1000回転から2000回転に上がるだけである。
スロットルゲインも加速感もIモードとSモードで一切変わった気がしない。

果たしてこれはまた「元気よく走る車」を演出するためなのか、ターボのターボラグを隠す(消す)ためなのかは分からんが、こういうダウンサイジングターボを積んだ車のする走りではない。
元気よく走らせたいだけなら、SI-DRIVEがあるではないか。
というかレガシィDITではこの辺りの分別がしっかりしていたので、前できていたことができなくなっている辺り、少々スバルは重症ではないだろうか。

こういう車は普段は1000〜2000回転辺りに回転を縛って、エンジンのトルクで走らせるべきなんだ。

***
乗り味的には非常にスタビリティ重視方向の味付けか。

60km少々の速度域でも、アテンザよりも「矢のように直進してる感」があり、かつ足回りが素のGTということで恐らくビルシュタインのGT-Sよりは緩いはずなので、ゆったり穏やかに乗りたい向きには何気に良さそうな塩梅。
現時点ではド新車のせいか生硬い感じはあるものの、1万kmくらい走った時が楽しみな感じである。

ただ、やはりこの辺りでもストローク感という意味では物足りない感じがあり、ハーシュネスというほどキツイ感じは無いにせよ路面のアンジュレーションをボディ全体を揺さぶって伝えてくるので、もう少し懐の深いところを見せてくれたらなぁって思ったりします。

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Comments:2

しの。 2014年6月23日 22:21

こんばんは。初めてコメントさせて頂きます。
MT難民を見限りつつある富士重の車からはすっかり興味が失せてしまったのですが、レギュラーガス仕様でありながら過給ダウンサイジングをモノにした1.6DITには非常に興味があります。貴重なインプレッションをありがとうございます。
性能曲線を見ると、1,750rpm辺りから綺麗に250Nmを発生し続ける事になっていますが、やはり低速・低負荷域を積極的に使いたくはない「大人の事情」って物があるのでしょうね。。。

MT乗りの私は基本ホールドギヤで、駆動力の出方を身体で感じながらアクセルをじわりと踏んでいきます。しかし最近、この様な踏み方をまるで受け付けないAT車(HV含む)が増えて非常に違和感を覚えています。それでは…とアナログコントロールを放棄してスイッチ的に乱暴なアクセルワークに切り替えると、むしろその方がスムーズに走ったりして。。。アクセル踏み込み速度も制御パラメータになっているというのも、さもありなんと感じました。

とみ〜☆かいら 2014年6月23日 23:28

ああいうセッティングというのは逆にCVTの良さも殺すようなもんなんだよなぁ、ともちょっと思ったりするのです。

個人的にはVWみたいな極端な低回転志向にすればよかったのに、と思うわけです。
そしたら、もっと無理の無い味付けになっていたかもしれないし、2リッターとの住み分けも更にハッキリと出来た、と。

これがダウンサイズターボとの向き合い方が分からなかった、なんていうことじゃないことを祈るのみ。

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