- 2012年1月12日 22:36
- 自由研究
この辺りは前はあまり深く見ていなかったのだけど、VH45のエンジンブロックは最近ではあまり見られなくなったクローズドデッキ構造である。
VH系エンジンが強いと言われる一因は、この強固な基本構造にあるだろう。
ただ、クローズドデッキブロックは最近ではGT-RのVR38DETTが敢えてこの構造をとるなど、高性能の代名詞のような存在であり、確かにブロック剛性やチューニングへのマージンなどはオープンデッキのブロックよりも高いものとなるが、本来この構造は古いタイプの構造であり、Q45が設計された当時のエンジンでは割りと普通の存在である。
現代のオープンデッキのブロックと比較すると、耐久性の代償に重量や冷却などの面では難が生じやすく、VR38でもその辺りの対策には相当気を使っている。
発熱が多く熱に弱いという性格の一端も、このブロック構造に一因がありそうだ。
クランクを支える腰下もVR38とかみたいなブロックを分割してゴッツイラダーフレーム型のベアリングビームで支える構造ではなく、当時の他のニッサンのエンジンと同様ディープスカート型のブロック構造を取るので、何から何まで高性能重視のエンジンというよりは、単に原設計が80年代という時代背景に合った、古い設計思想のエンジンとも言える。
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