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BMW 535i

見た目はBMWだけど、びっくりするくらい普通の車(笑

何故かっちゅーと、これフーガと一緒だねってくらい、日本車みたいな乗り味なんだもん。
それくらい、ちょっと乗った感じはフーガとはよく似ていたんだけど、基本的にはこう、とにかく目立つ部分が無くて、トータルですごくいい車とは思うんだけど、普通だったなぁ。
むしろ、ヘンな演出がない分コッチの方が大人しいくらいだ。

まあ、車の性格的にフーガがBMWに追従したと考える方が自然なんだろうが、だとしても全方位に「優しい」乗り味はかつての日本車が得意としていた方面。

結局、両方が歩み寄ってるんだね。

そういうのを考えると、少なくともフィーリング的な意味でのブランドってなんなんだろうな・・・。

▼スタイリング
スタイリングに関しては、素直にヨイと思うノ。

でも、バングルデザインを否定しつつも、一定のモデルとしての継承性・BMWというメーカーのデザインフィロソフィを勘案せねばならないところに、まだちょっとバングル系の「イヤミ」が残ってる、とも思う。

やっぱり、「本命」は次のモデルかも・・・。

最も、輸入車のモデルサイクルは長いから、その頃にはもしかしたら自動車のあり方が全く変わっちゃってて、「こういう形」たりえなくなってるかもしれないけど。

あと、試乗車の色はアルピンホワイト。

日本車では営業車など以外ではまず設定すら見なくなった、ソリッドの白。

BMWだから特別な色ってわけでもなく、色味的にはほぼトヨタのスーパーホワイトやニッサンのクリスタルホワイト・ピュアホワイト辺りと同等。

でも、パールの五月蝿さが無いだけクリーンで、こういう清潔感もいいと思うんだけど、多分日本車で同じソリッドホワイトを設定したら、何故か「安っぽい」って一笑に付されるんだろーなー(笑

▼ドライブトレーン
とってもスムーズで、黒子

正直、びっくりするくらい存在感が無い。

535iなんだから、直6ターボなんだよね。ウン。
(新世代のヤツは、見てくれの数字はほとんど変わってないが、ツインターボではないらしい)

ただアクセル踏むだけでウルサイくらい「我此処にあり」と存在を主張してくるVQ37VHRと比べたら、どこまで行っても「静粛性第一」だった10年くらい前まで日本車と一緒なくらい静かだった。

8速ATも最近の流行りなのかな、2000回転くらいでガンガンシフトアップしていく。
それもスムーズネスに一役買っていたのかも。

BMWご自慢のシルキーシックス、もっと踏んでみれば良かったかしら?

でも、ミッションとパワーのお陰でちょっと踏むだけでもすごいスピードが出そうなので、やっぱり試乗程度では踏めないような気がする。

▼サスペンション
コレがホントに一番びっくりで、BMW=スポーティで硬めかと思ったら、これフーガのコンフォートサスとおんなじフィーリング。

たぶん、フーガっぽく感じた一番の理由は、ここだろう。

ダンピングが効いてるから揺れ自体は一発で収まるし、ストリートレベルで不安定な動きなど見せるはずなど無いのだけど、とにかくムッチャクチャ柔らかい。
路面の継ぎ目とか踏むたびにサスがグッとストロークしてふわふわ車体が動くのが分かるんだもん。

これ最近の日本の高級車の方がアシ硬いよ。
クラウンとかでももっと締めてる。

たぶん、イマドキ「典型的なBMW」のイメージなのって、スポーツモデルとかの一種特殊な車を除けば、むしろMスポとかを敢えて選ばないと、味わえないのかも?

ああ、そういえば、アクティブステアリングに気をつけろって言われたけど、別に違和感無かったよ?
先代の初期モデル(アクティブステアリングの初モノ)はすごかったらしいけど。

まあ、ウチは目分量で回さないというか、車の動きを感じながら操作する方だから、別にクイックだろうがスローだろうがその辺りは変わらん。車が操作通りにさえしっかり動いてくれれば。

▼インターフェース
その、なんだ。

やっぱり面白い車というのは、やはりまず見て触って楽しめなければならない。

まず乗り込んで面前に広がる光景。

どうもBMWは細かいところは未だに終わってるらしいが、見てくれは「これはBMWである」と即座に分かり、また他と見紛う事無き独自性。
デザインや仕立ての方向性は実にはっきりしていてよろしい。

そしてドライバーズシートに潜り込む。
少なくとも、今の新しいBMWっちゅーのは、初見では恐らく車が動かせない(w
メーカーやエンジニアの哲学みたいなものがある、独特の操作系統。

車自体のレベルが均質化している現代において、じゃあ面白い・下らないの境目っていうのは、この一発で「これは特別な車だ」って思わせるような仕立てにあると思うんだね。

少なくとも、今の日本車ならそういう部分はレクサスでもスズキでも説明書を読まなくても動かせる。シトロエンだってイマドキのモデルは何の説明なしにドア開けてエンジン掛けてギア入れて走り出せるし。

ところが、新しいBMWって、そういうのに逆行してるのか、新しい道を提案しようとしてるのか、周囲に従う気が無いのか、微妙にヘン。これがヨイ。

この感じは何に繋がるかというと、プリウスだ。
プリウスとかが大好評なのは、エコとか以上にそういう今までの車とは違うという部分への期待感、あるいは車が示すべき方向性、つまるところのユーザーの期待する部分に分かりやすいくらい応えているのも大きいんだろう。

その点に置いて、この5シリーズは大変に萌えた。
860万円という値段以上に、特別な車感が、とても強い。

走り出したら、普通過ぎて笑ったけど(笑

▼雑談
Mシリーズは普通に乗れないらしい(笑

造りがストイック過ぎて、チョイノリするとすぐ壊れるんだって(笑

そういう意味では、やはりレーシングエンジン並のユニットを載せて普通乗りできる日本車(ホンダタイプRとか)ってやっぱり優秀だと思うの。

だとしても、俺はM5が見たい。
っつーか、どうにも受付なかったバングルデザインと比べりゃマシだけど、フツーのはやっぱり薄味だから、Mスポ辺りの味付けもしないと、なんか物足りないわ。

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