- 2010年5月19日 21:52
- 自動車コラム
電子制御を嫌う人は多いけれども、結局嫌う理由っていうのは上辺では綺麗事言ってても、その実「自分の分からないことは悪である」、この1点に尽きると思うのねん。
結局、最新の自動車の最新デバイスについて、その機構の真の狙い・意味が分からないから拒否する、何か不都合が起こった場合は分からないから車が悪い、その結論に己の限界を棚に上げて帰着するものと思うのでR。
電子制御が悪であるならば、飛行機や電車なんかはもっと事故が起きていて然るべきであるのに、単純な事故率換算ではむしろそれらは「この世で一番安全な乗り物」である。
しかし、その安全性を担保している原動力というのは、業界のたゆまぬ安全への努力であると同時に、パイロットや運転士の努力もあると思うのだね。
結局、ああいう乗り物というのは、極端な話機種が違えば免許も違うのである。
つまり、会社が新機材を導入しました=また操縦資格は取り直し(勉強のし直し)です、なのである。
従って、我々が機上で出会う彼らというのは、少なくともその機材について「ど素人」であることはあり得ない。
それなのに自動車は、例えば普通自動車一種免許であれば、少なくともこの世に存在する乗用車と名の付く車ならば、たとえどんなに複雑でド変態な機構を持っていようが、或いは電気仕掛けの「で」の字も無いような車であるうが、同じ免許で、何の勉強もすること無く乗れてしまう。
その上説明書すら読まない人間がなんと多いことか。
つまりドライバーの意識・技能が単に車に追いついていない。
そう思うのであるよ。
無論、そういったものを操る人間は多数の人命を預かる「プロ」であるという立場はある。
しかし、「免許の要るものを扱う」という点においては、自動車も飛行機も電車も変わることはない。
従って、飛行機などのように個別の免許やら講習やらを必須にせよとまでは言わぬが、個々人のライフワークとしてドライバーもドライビングテクニックがどーの、この車のアイデンティティはどーのみたいな話だけではなく、真の意味で「自動車を知る」、これは自動車文化の成熟や、より良いカーライフを送るために非常に大切な事だと思うんだよ。
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