- 2009年2月22日 00:06
- 自動車コラム
結局、「車が面白くなくなった」と車好きが言うのは、車が特別なものでなくなった証拠であります。
たとえばウン十年前の日本では冷蔵庫・洗濯機・テレビは「三種の神器」と呼ばれて特別な憧れの的でしたが、今やそれらの製品を「特別な物」なんて思う人間は誰一人居ない、あってアタリマエと考えられているのと同じわけです。
今の車というのは、安すぎるんです。
みんなが買って、使うための物ですから。
もし、車に「嗜好性」を求めるのであれば、昔のように収入比で文字通り簡単に買えない存在になること、これこそが一番の解決法であると思います。
例えばアルト1台200万円。
物価の差を考えれば昔の人はそんな値段の軽を有り難がって買っていたワケです。
それだけ車の購入が服を買うかのごとくカジュアルなものではなく、昔のように「高くて」「特別な」買い物であれば、必然的に要求の度合いというものは質的な意味で高くなるものですし、高い=金が掛けられるワケですから、メーカーも自由奔放に作れるようになる(或いは腰を据えて作らざる得なくなる)わけです。
まあ、「トヨタ商法」は成り立たなくなりますから、各セグメントで精々各社1車種ずつとか、今ほどの多様性は無くなるでしょうが。
確かに今程は車を気軽に買えなくなるかも知れない。
でも、間違いなく「イイ車」は増えるでしょうし、車に対する知見が一般にも深く浸透することで自動車文化も発達するでしょう。
「高い」ことも悪いことではないでしょう?
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