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History of INFINITI Q45
1990 一部改良

発売から約1年が経過した90年10月にはインフィニティQ45は最初に一部改良を受ける。 主に法規対応などが主であり、車そのものには大きな変更は加えられていない。

トピックスとしてはサイドインパクトバーの追加、トラクションコントロールのオプション設定、ハイマウントストップランプの標準装備化といった安全装備の充実が挙げられる。 またそれらの変更により、車重が若干であるが増加している。

装備面では内装トリムの質感向上の他、後席関係の装備の充実化が図られており、後席のパワーシートなどが新たにオプション設定された。 細かいところではメルセデス・ベンツからクレームがあったとされるパワーシートスイッチの形状が見直され、 後のY32シリーズ(Jフェリー除く)に近いL字型3スイッチタイプとなった。

グレード構成にはLパッケージが公に追加になっている。 位置づけ的にはコイルサスペンション仕様車の上級グレードとして、 アクティブサスペンションが無い以外は最上級グレードのセレクションパッケージと同じ装備が奢られているが、 オプションではトラクションコントロールやKOKONインストといった装備は選択することが出来ない。

〜Q45の立ち位置とは?〜
日本ではシーマよりも更に上の超高級車としてラインナップされていた割には、 微妙に装備が貧弱だったり後席のユーティリティ性に劣っていたりするQ45。 何故このような車になってしまったのだろうか?

そもそもこれは海外市場での立ち位置の問題であって、確かにQ45はインフィニティブランドのフラッグシップモデルではあるが、 Q45のカテゴリーは海外市場では普通にドライバーズカーとして扱われるカテゴリーに属する。

この車の海外でのライバルはとなると、日本ではやはり後ろに座る車にも良く使われる BMWの5・7シリーズやメルセデスベンツのE(当時ミディアムクラス)・Sクラスのような車になるが、 この辺りの車はドライバーズカーとしても定評のあるところである。 しかしこれらの車はドライバーズカー「としても」一級品なのではなく、元々生粋のドライバーズカーなのである。

所謂日本で言うところのプレジデントやセンチュリーのようなショーファーカーとなると、 海外では最早ソレは「正真正銘のリムジン」が勤めるカテゴリーとなり、 実はロールスロイスやベントレーだって基本的には「半オーナーカー」なのである。

これはレクサスLSにも言えるのだが、つまり海外では「こんな車」の後席に好き好んで座るために、この車買う人間はまず居ない。 元々日本市場での販売は考えられていなかった車なだけに、その辺りがモロに「海外仕様」なのである。